殺処分数の推移
2019年2月17日 (猫に関する記事)

皆さんは世の中良い方向に進んでいると思いますか?
答えは人それぞれです。
僕はノーと答えます。
いろんなことに興味を持つと何故だかわかります。
が、僕のしている動物愛護の活動に関しては良い方向に進んでいます。
殺処分の数、年々右肩下がりになっています。
何年1万匹程度減少していて、今で四万匹代になったのでおそらくあと5年10年で無くなる問題だと信じてます。
なぜこんなにも減ったのか。
この現実はおかしいと知った人がたくさん立ち上がり、皆それぞれで頑張っているからです。
頑張る人が増えたから、里親になるという選択を知る人も増えて、飼うんだったら里親になろうと考える人が増えた結果です。
都道府県別に見てみると、ワースト5に常に入っていた兵庫県、大阪府が少しずつ改善されてきました。
大阪府は松井知事が猫を飼い出して吉村市長が杉本彩さんの講演会に参加して、動物愛護のことに力を入れ始めました。
なぜ長崎が一位なのか。
今度調べてみますが餌をあげるだけあげて避妊去勢手術をしない人が多く、その結果たくさんの子猫が生まれてしまったという意見がありました。
かわいそう、ということだけで餌やりをしていたら結果的にもっとかわいそうな猫が増えてしまう可能性があります。
猫の繁殖力をナメていると痛い目にあいます。
本当にあっという間に地域一帯が猫だらけになってしまうくらいすぐに増えてしまうんです。
そして外で過ごす猫の平均寿命は2年。
寒い冬を越せずに力尽きてしまう子もいます。
安易な餌やりはやめてください。
あげるのであれば避妊去勢を徹底して、地域猫としてみんなで見守っていけるようにしてください。
福井県、岡山県あたりは本当にゼロが達成できそうな数字ですね。
けれどそのゼロという数字だけを目指していてはまた違った問題がでてきます。
たくさんの人が自分の身銭を切ったり家に何匹も保護した子がいたり、無理をしている状態です。
変えていきましょう。
みんなで負担しあえて、無理する人がいないようになって初めて殺処分ゼロだと思ってます。
広島ではある団体に負担がかかりすぎて犬の殺処分ゼロと引き換えに収容数がオーバーして狭いところにたくさんの犬が保護されていたりで問題になっています。
どうやったら地域で解決できるのか。
コミュニケーションが大切になってきます。
誰かがやってくれるだろう、ではなく地域のみんなで負担しあったり里親さんを探したり。
ちょっと優しくなれるとそんな世界がつくれます。
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